成果報酬型SEOビジネスの裏と終焉~コンサル型SEOモデルへ変革【With-D】

成果報酬型SEOビジネスの裏と終焉~コンサル型SEOモデルへ変革

2009年8月23日 16:20 / カテゴリー【SEO対策

SEO対策をビジネスモデルとして掲げている会社は、ここ数年で非常に早いスピードで増えてきました。
自分がSEOに足を踏み入れたのが2003年くらいでしたが、当時は当たり前ですが今ほどSEOの会社もありませんでした。

SEO業者にも色々な会社がありますが、SEOといえど、いくつかのモデルがあります。
大きく分ければだいたい3つになるかと思われますが、特に大きく目立っていたのが成果報酬型SEOのモデルでした。

成果報酬のSEO対策と言えば、速度が早そうな社名の某企業が一気に世に広めたかと思いますが、そんな成果報酬型SEOが、実は今はもう死にかけているのをご存知でしょうか。その一気に世に広めて上場までしたその企業も今では成果報酬型から脱却し完全に辞めたか、もしくは完全に辞めてはいないまでも大幅に縮小していたはずです。

おそらく、細々としているところではまだまだ生きているとは思いますが、先を見据えているSEO業者は、今までのSEO一辺倒からは既に脱却しています。
色々と会っているSEO業者の中にも、SEO売りとしつつも、それだけではなくSEOをフックとした別の視点からの提案であったりとそういったものが増えてきました。

というよりも、知ってましたか?
成果報酬型SEOというのは、導入する側にも、提供する側にもメリットって実は少ないという事を。

導入する側の成果報酬型SEOのデメリット

そもそも、成果報酬型というのは、上位に入ればお金もらいますよ。入らなければお金は一切かかりません。というプランです。
導入する側からしてみれば、上位に入らなければお金を払わなくていいし、リスクが非常に低いからいいプランだ!と思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。

見方を変えて裏を知れば、成果報酬型SEOは導入するにはリスクが非常に高いプランでもあるのです。

成果報酬型というのは、やや語弊はあるかもしれませんが消費者金融と同じです。
入らなければお金は頂きません。入った時だけ頂きます。の後に、実はただ、入らなかった時期の分も上乗せして頂きます。といった事に近いことが書かれてあると思ったほうがいいです。

SEO対策を施したとして、すぐに検索結果の上位に出るというわけではありません。
ですから、業者からしてみれば上がるまでの数ヶ月間はボランティアをしてるのと同じです。
そういった事もあって、上位表示したときには、その数ヶ月間のボランティアで働いていた分もプラスした料金プランが予め立てられているのです。

また、成果報酬は一般的に順位保証です。
Google10位以内でいくら、Yahoo!5位以内ならいくら、といったように順位と検索エンジンによって値段がわかれている事が多くあります。
この順位は業者によってバラバラですが、酷いところだと、どちらかの検索エンジンの10位以内なら○万円といった料金プランもあります。

もしそうなった場合、1位ではなく、9位とか8位を目指される可能性が高いです。
業者からしてみれば、9位でも○万円、1位でも○万円ですから、わざわざ1位を目指す意味というのが特にありません。
そのため、見事9位に踊り出たら、それ以上の上位表示を目指そうとはせず、維持のみの対策に切り替えてしまう可能性すらあるのです。

こうなってしまうと、結果としてはあまり効果が出てないのにお金だけ払い続けなければならない。といった事も十分にありえます。

意外とリスクが低いと思っている成果報酬型SEOはリスクだらけというか費用対効果が期待できないという可能性も多いのです。

提供する側の成果報酬型SEOのデメリット

導入する側にデメリットが多いのはわかったけど、提供する側はウハウハなんじゃないの?と思うかもしれませんが、登場した当時はそうだったかもしれませんが、今では意外とこれがそうでもないんです。だから、多くの業者がこのモデルを辞めていっているのです。

まず1つに、上位表示そのものが昔と比べて非常に難しくなったという事があげられます。
昔のように、圧倒的な外部リンクを貼っていれば良いという時代ではなく、今では内部指示書などを提出するソースにてこ入れする企業がほとんどです。

また、成果報酬型ですから上位表示して初めてお金がもらえるのに、難易度が上がったために、なかなか簡単には上位に出せずに報酬がもらえない時期が長期間に渡ってしまうという事があります。

そして極めつけは、いくら成果報酬型だからクライアント側からしてみてもお金がかからないとはいえ、上位に出したくて依頼しています。
ですから、なかなか上位に出ないのなら別の業者に依頼するよ。と契約を切られてしまって、完全なボランティアで終わってしまうリスクがあるのです。

他にも、乱発した後発のSEO業者の悲惨な営業というのがあります。
この方法が賢いというのは汚いというのかはわかりませんが、後発の中には、既に上位表示を果たしているところへ営業をして、今の業者の3分の2~半額でうちならその順位を"維持"しますよ。という営業がなされます。

既に上位表示しているところであれば、基本的には内部・外部ともにしっかりとSEO対策がなされている事がほとんどですから、内部へのてこ入れなどが必要ないので低価格でも行えるという感じです。

そして、上位表示してるクライアントというのも実は勝手な考えで、上位に入ったら、今度はもうそれほど対策必要ないんだから、今までと同じ料金払うのってなんだか損した気分だよなぁ...なんて事を考えたりするものです。

そこへ、そういった後発業者の営業が行ってしまい、お互いのメリットが揃ってめでたく契約、業者のリプレイスといった事が起きてしまうわけです。

契約を変えれば、当然ながら今契約しているSEO業者からの外部リンクというのは外されていきます。

とはいえ、数多くあるリンクが一気に外されたとしても、実際に検索エンジンの認識まで一気にゼロになるわけではありませんから、その間に同じ規模やレベルのリンクを新たに貼り付けていけば、一時的に順位が落ちたとしても、また戻ってきて、特に自分たちの労力がかかる事が非常に少なく利益を生み出せるというモデルになります。

こんな営業をされてしまうと、苦労して上位表示して、やっとお金が貰えるようになったところで競合にかっさらわれてしまうという悲惨な結果になってしまうのです。(実際には最低契約期間などを設けているところもありますが割愛しています)

そこで、SEO業者が成果報酬型から脱却しようと目指したのが、オンリーワンのSEO業者です。

自社でしか出来ないオリジナルを付加価値としてつける

内部の指示書、外部のリンク提供、こういったところは基本的にはSEO業者のどこもが売りにしています。
ですから、うちと契約してると、他にこんなメリットがありますよ。というのを付加価値としてつけています。

1位という順位だけではなく、契約を解除すればあれもこれもそれもみんな無くなっちゃいますよ。というモデルで、言って見ればコンサル型SEOといったようなものです。(私が勝手にそう呼んでいるだけです。)

実際に、どういったものが提案されているかというと、以下のようなものがあります。

  • 対策キーワードや関連キーワードのYahoo!月間検索数の提示
  • アクセス分析の代行とそこから見た打開策の提案・コンサル
  • 被リンク目的ではなくCVRアップのためのサテライトサイトの作成代行
  • 効果的にPPCとSEOを用いた費用対効果の良い集客
  • SEOで集客しCVアップのためのLPOツールの提供
  • 競合他社のサイトやページの分析とデータの提供
  • 独自ツールや独自サービスのセット売り

今ではSEO対策を依頼する側も、中小企業は別として、大手であればかなりのSEO知識をつけてきています。
リンク貼りましたよ。という一方通行の時代から、一緒に売上を上げていきましょう。という二人三脚的な時代になってきたかと思います。

自分も今の会社とは別に、個人でSEO対策をひっそりとではありますが請け負っていますので、しっかりとこういった事を考えながらやっていかなければいけないなと思います。

ブログ上でも何度も言ってきた事ではありますが、上位表示と売上アップは全くの別物です。
上位表示を目指すのではなく、上位表示という手段によって売上アップを目指す。しっかりとクライアントの事を考えれるSEO業者がこれからは生き残っていくのではないかと思いますし、そうなって欲しいと思います。

そして、自らもそういった企画提案から分析までしっかりと出来る人材でありたいものですね。。。

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