WEBデザイナーの給料が安いのは何故でしょう?
2008年7月13日 23:50 / カテゴリー【Creative】
自分がデザイナーとしてまだ頑張って働いていた頃、そんな事を思っていました。
転職サイトなどを見ても、WEBデザイナーは募集されている多くの月給が20万前後ってのが多いです。
自分がその頃見ていたサイトでは、せいぜいよくても月給25万くらいだったような記憶があります。
一方で、WEBディレクターとかだと、月給40万とかの掲載がざらにありました。
当時は、まぁディレクターは高いのはわかるけど、なんでデザイナーってこんなに安いのかねぇ。と思っていましたが、まぁそんなものかーと思ってました。
先日、知人と、WEBデザイナーになりたい!って人と、WEBデザイナーになりたての人と少し飲んで話を色々していた時に、当時の自分が思っていた自分と同じ質問をされたので、同じような事を思っている人もいるかも?と思って、自分なりのなんでWEBデザイナーって給料が低いかを書いてみます。
自分はメディア制作・運営が主な畑になるので、完全な制作専門会社などは若干異なるかもしれませんが、だいたいは同じだと思います。
月に作る本数÷給料=価値
WEBデザイナーとして働いた際に、いろんな案件をこなしていきます。タイアップページ制作だったり、自社コンテンツ制作だったり、FLASH制作だったり色々あるかとは思います。
その制作した本数÷自分の給料が、あなたの1本当たりのかかる費用になるわけです。
Aさんの場合、月に5本制作し、月20万で働いていたら、1本あたりの費用は4万ですよね。
Bさんの場合、月に5本制作し、月30万で働いていたら、1本あたりの費用は、6万ですね。
会社で人を雇うとなると、与えている給料+保険関連や交通費など諸々の諸経費でだいたい、1.5倍ほどかかっているといった話を聞きます。
そんなわけで、1本あたりの制作にかかってくるコストを抑えれないと、雇ってる側からしたら給料あげれないわけですよね。
デザインには外注という手段
私もメディアサイトの制作運営をしていますので、外注というのは常に状況に応じて行ったりしています。
外注にもしょっぼい外注から、この値段でこんなクオリティがくるのか!という外注まで様々ですが、私の会社が主に依頼をしている会社は、1ペラのページを作るのに、だいたい3万~5万ほどで依頼をしています。日数的には月に依頼をしたら、その週末くらいには上がってくる感じですね。
私は、その間でディレクションをしてればいいだけです。その会社にイメージや指示などを伝えて、上がってきたのを、修正などの指示を出して完成させる。それだけです。
1作品1週間で5万だったとしても、毎週頼んでも4作品×5万円=20万です。
先ほどの例と比べてみたらどうでしょう?
外注の場合、20万円で4作品仕上がります。
内部スタッフの場合のAさんだと、20万円で、5作品仕上げれます。
Bさんの場合は、30万円で5作品仕上げれます。
全てが全て同じ工数じゃないですし、案件によって色々異なる点はあります。
自社スタッフのメリットとしては、細かい修正が何度でも行える。融通が利く。などがあり、外注のメリットとしては、多少の無理が言える(実際には言っちゃダメですが、ビジネスなのでそういうのもしばしばありますよね。)、こちらの要望通り仕上がってくる。などがあります。
そもそも外注だと、1本3万円ってところもありますし、スピード早くてクオリティ高くてなおかつ安いという3拍子揃ったところもあります。
それに、外注は企業じゃなくてもフリーな人達もたくさんいます。
フリーの人達は、制作会社と同じ土俵で戦ってもなかなか営業力などに差があったりしますから、価格を抑えたり、修正回数が多めだったり、色々工夫していたりします。
フリーのデザイナーは多数いますが、フリーディレクターってあまり存在しません。
そもそも、デザインであれば、イメージや指示を伝えて、それを形にするだけなのでいいですが、自社のサイトなどをほとんど知らないディレクターに管理や進行などを任せる事なんて出来ません。
単純な計算をしてみるとこうです。
もし、WEBデザイナーで月給50万欲しいぞ!と思う人がいた場合で外注と戦わなければならない場合ですとこうなります。
1本3万円の価格でだいたい3営業日ほどで仕上げてくる会社があった場合は、だいたい月に20日あったとして、その月の営業日÷1本あたりの制作日数×制作コスト=依頼できる本数になります。
今回の場合は、20日÷3営業日×3万円=だいたい月に6~7本依頼して20万前後という事になります。
1本3万円くらいの単価で、制作をしてそして50万円分の仕事をしようと思ったら、月に16本ほど仕上げなければいけなくなります。
多分、相当デザインのアイディアの引き出しが豊富であったり作業スピードが早い人じゃないと不可能です。
まぁ色々わけわかんない事書いてきましたけど、WEBデザイナーの給料が安いのは、結局のところ、デザイナーに高い給料払って雇うよりも、外注に出した方が安いからなのです。
なので、WEBデザイナーで給料が高い人は何かに特化してたり優れている技術を持っていると思います。
相当ハイセンスなデザイン能力であったり、Flashバリバリの能力だったり、何かの自分の売りがないと、給料が高くなることはありえないと思います。
コーディングも同じです。外部に出した方が、自社の社員でやるより、ある時を境にコストパフォーマンスがよくなってしまいます。
月給20万で雇えるなら、雇った方が安いけど、月給30万かかるなら、外部に出した方が安いといった具合です。
そこに、月給30万で雇うけど、Flashもできて、コーディングもできてデザインセンスもある。といった付加価値があれば、出す価値があるとなります。
なので、WEBデザイナーやコーダーには、デザイン(コーディングスキル)+αが必要なんじゃないでしょうかね。
一応、私は内的SEO特化型コーディング&サイト運営管理スキル+ネットショップ運営ノウハウ+大型メディアサイト運営能力で売り出しています。
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コメント[7]
はじめまして。
なるほど...と、勉強になりました。
確かに以前、web制作会社さんの方とお話したとき、
何かに特化した技術がないと厳しい世界というお話を聞きました。
色々な方面で力をつけるのは、とても必要なんですね。。。
なるほど 勉強になります。
私もデザイン会社を経営しておりますが
外注にだすか本当に迷います。
足跡から初めまして。
WEBデザイナーに限らず、
デザイナーというか、基本的に
デザイン業は安いですよね。
私は印刷業でのDTPオペレーター兼グラフィックデザイナーですが、
生きていくのに精一杯な感じです。
やはり一本の道より
色んな技術が必要なんですね。
好きでなければ続けられないと言われるわけですね。
はじめまして、足跡からきました。
大変参考になる内容でためになりました。
私は以前、webデザイン、コーディング、広告デザイン、撮影を一人でこなしてました。
やはり色々な技術を見につけないとこの世界ではやっていけないと感じ、あとから色々覚えましたね。
現在はディレクターのような感じでやらしてもらっていますので、この話は大変よく分かりますし参考になりますね。
あとデザイナーからディレクターになってからは他のサイトを見てるときとかも目線が変わりましたね。
今は結果を出すことばかり考えるようになってしまったので、それがいい事なのかどうかは分かりませんが・・・。
印鑑の販売のIT担当をしています。6年ぐらいやっていますが、IT業界って、競争が急カーブで速くなりますよね。。先行きが不安です、。(暗いコメントですみません。) 営業するしかないですね。
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仕事の合間に見入ってしまいました。
いつも勉強になっています、ありがとうございます。
投稿者:匿名/2008年7月19日 19:16